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| 会社名 | 株式会社カツヤク |
| 代表者 | 山地 宏明(代表取締役) |
| 事業内容 | 新卒採用の戦略立案から入社後活躍まで一貫して支援する、新卒採用の総合支援事業 |
| 設立 | 2020年4月 |
| 従業員数 | 10名以下 |
| 所在地 | 大阪府大阪市淀川区西中島1丁目9-20 新中島ビル1F |
| URL | 株式会社カツヤク |
株式会社カツヤクは、新卒採用の戦略立案から入社後活躍までを一貫して支援する採用支援会社です。
代表取締役の山地宏明氏は、コロナ禍のただ中で創業し、これまでに700名以上の新卒採用決定支援を実現してきました。
学歴だけではなく”経験歴”にも目を向ける採用のあり方、そして「定着」とその先の「活躍」を見据えた同社の哲学に迫ります。
目次
コロナ禍のただ中で創業。新卒採用支援への思いが導いた独立という決断
山地氏は2005年に大手人材総合サービス会社に新卒入社し、8年間にわたり新卒・第二新卒の採用支援に携わりました。
その後2013年にベンチャー企業へ転職し、7年間営業や人材育成を経験。
特定の商品を売ることではなく、企業ごとの採用課題に本当に必要な支援を届けたいという思いから、2020年4月に株式会社カツヤクを創業しました。
まず、御社の事業内容と起業に至った経緯を教えていただけますか?
カツヤクは、新卒採用支援を専門とする会社です。累計700名以上の新卒採用決定支援実績をもとに、企業ごとの採用課題や入社後に活躍する人物像から逆算し、採用戦略の設計、ダイレクトリクルーティングの運用支援、採用代行(RPO)、採用管理ツール(ATS)の導入・活用支援、内定者フォローなどを行っています。採用決定をゴールとせず、その先の定着・活躍までを見据えて伴走することが、当社の採用支援の特徴です。
700名以上の実績、そしてただの採用支援ではなく入社後のフォローまで一貫しているのがすごいですね!
なぜ大手からベンチャーへ、そして独立へと進まれたのですか?
特定の商品やサービスを売ることを主眼にするのではなく、企業様ごとの採用課題に合わせて、本当に必要な採用支援をしたいと考えたことが、独立のきっかけです。
創業のタイミングは、期せずして新型コロナウイルスの拡大と重なりました。
実は、当時勤めていた会社の代表に「独立したい」と伝えたのが2020年の1月か2月だったのですが、その頃はまだ新型コロナウイルスがここまで拡大するとは思っていませんでした。会社の許可を得たうえで、退職前の4月に登記をし、実際に退職したのは6月末です。独立の準備を進める中で緊急事態宣言が発出され、退職の挨拶もウェブで行うような状況でした。
対面での面談が前提だった新卒採用支援は一変を迫られましたが、山地氏はこの経験を通じて「最終面接までに一度は対面で会う」ことの重要性を強く実感したといいます。
学歴だけでは測れない。”活躍する人”から逆算する採用支援
カツヤクの採用支援における最大の特徴は、入社後の”活躍”というゴールから逆算して選考基準を設計するという考え方です。
学歴だけで判断するのではなく、企業ごとに異なる「活躍する人物像」を丁寧にヒアリングすることを大切にしています。
採用支援で一番大切にしている基準を教えてください。
やっぱり入社後の活躍というゴールをブラさずに逆算して考えるというのが、まず根底の考え方になります。求める人物像は本当に会社によって違うんですね。
同じ業界の企業様でも、「素直さ」という行動特性を持つ方が活躍している会社もあれば、「行動実行力」という行動特性を持つ方が活躍している会社もあります。
会社によってそんなに違うんですね。学歴だけでは測れない部分ですね。
いわゆる学歴フィルターについては、どうお考えですか?
日本では、学歴を採用基準の一つとして重視する傾向はまだあると思います。ただ最近は、学歴だけで絞っていると、必要な人材と出会いにくくなっています。「本当に重要なのは学歴なのか」「学歴が高い方が実際に活躍しているのか」ということを企業様にヒアリングしながら、行動特性も重視した採用支援を行っています。
山地氏は、学歴も一つの基準ではあるとしつつ、部活動やアルバイトで頑張った経験など「経験歴」が評価される社会であってほしいと語ります。
これからの時代に求められる力については、AIが普及する中でこそ「正しい問いを立てる力」や論理的思考力、国語力が重要になるとの見方を示しました。
入社前後の”3つの不安”に寄り添う、カツヤク流の育成支援
カツヤクは、入社後の活躍を見据え、入社前から継続した支援を重視しています。
入社前後に抱えるさまざまな不安に寄り添い、研修やイベントなどを通じた育成支援を行っています。
入社後の研修や育成について、どのようなことをされているんですか?
入社後の育成を考えるうえでは、入社前からの支援も大切だと考えています。入社前後に抱える不安は、大きく3つあると考えています。1つ目が「成長・能力への不安」、2つ目が「人間関係への不安」、3つ目が「仕事・会社への不安」です。
たしかに、新卒の頃はこの3つ、全部不安でした……!
ビジネスマナーや仕事の進め方、報連相などを入社前の段階で学んでいただき、入社後に安心して働き始められるよう支援しています。また、人間関係への不安を和らげるために、体育館をお借りして内定者同士のチームビルディングを行ったり、仕事や会社への理解を深めるために、社員食堂で内定者が一緒にカレーを作り、社員の方々と交流する企画を実施したこともあります。
入社前に企業や社員と接点を持つことの重要性は、外部の調査データからもうかがえます。
そういったイベントによって、その後の定着率も変わってくるんですか?
1万人以上を対象にした調査では、入社した企業のインターンシップに参加した人は、参加していない人と比べて、3年以内の離職率が低いという結果があります。こうしたデータからも、入社前に企業や社員と接点を持つことは、入社後の定着を考えるうえで重要だと捉えています。私たちも、社員や同期と積極的に触れる機会を入社前から継続してつくり、入社後の定着や活躍につなげていくことを大切にしています。
「定着」のその先へ。700名の先に見据える「活躍」の未来像
カツヤクは新卒採用の決定支援数700名を突破し、2〜3年以内に1,000名達成を目標に掲げています。
その先に見据えているのは、採用や定着をゴールとせず、一人ひとりが自分らしく「活躍」することです。
“定着はしているけれど活躍していない”というケースについて、どう思われますか?
もちろん、理想は「定着」かつ「活躍」している状態だと思っています。一方で、今は雇用の流動化も進んでいて、定着には本人のキャリア観やライフステージなど、さまざまな要因が関わります。だからこそ、私たちが最終的に目指したいのは、その方がその会社で自分らしく活躍できることだと考えています。
“定着=良いこと”だと思い込んでいたので、はっとしました。
新卒採用の支援だけではなく、その先の定着・活躍まで一貫して支援できる会社にしていきたいと考えています。現在、新卒採用の決定支援数は累計700名を超えましたので、まずは2〜3年以内に1,000名を目指したいです。ただ、単に決定支援人数を増やすだけではなく、入社した方がその会社に定着し、自分らしく活躍できるところまで支援していくことを、これからさらに大切にしていきたいと思っています。
新卒の求職者に向けては、次のようなメッセージを寄せています。
自分が仕事を通じて何を大切にしたいのか、何が得意なのか、どんな時にやりがいを感じるのか。そうした自分なりの軸を持つことで、自分に合う会社を見つけやすくなると思います。
編集部まとめ
今回の取材で印象的だったのは、山地氏が終始「定着」と「活躍」という言葉を明確に使い分けていた点です。採用決定をゴールとせず、その先の”活躍”にこだわり続ける姿勢に、強い芯を感じました。
- 株式会社カツヤクは、入社後の”活躍”から逆算した採用支援を軸にしている。
- 山地宏明氏は、学歴だけでなく「経験歴」も評価される採用のあり方を目指している。
- カツヤクは新卒採用の決定支援数700名を突破し、2〜3年以内の1,000名達成を目指している。
- カツヤクは、「定着」かつ「活躍」している状態を理想としながら、最終的には一人ひとりが自分らしく「活躍」できることを重視している。
- カツヤクは、入社前後の“3つの不安”に寄り添った育成支援を通じて、入社後の定着・活躍を後押ししている。
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