音楽17年・営業11年から映像制作へ、遠回りが生んだ強み

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会社名株式会社ドキュメンタリーフィルム
代表者郡司 宗幸(代表取締役)
事業内容映像の企画・制作・撮影・編集、写真・画像等の企画・制作・撮影・編集・加工、ロゴ・フライヤー等のデザイン制作
設立2026年4月
所在地東京都江東区青海二丁目7番4号 the SOHO 737
URL株式会社ドキュメンタリーフィルム

株式会社ドキュメンタリーフィルムは、代表の郡司宗幸氏が2026年4月に設立した映像制作会社です。
17年間の音楽活動と11年間の営業職経験という異色のキャリアを経て、人や企業が持つ価値を映像で可視化することを事業の軸に据えています。
今回は、その原点にある「目的思考」の経営哲学を伺いました。

目次

音楽17年・営業11年から映像制作へ

郡司宗幸氏は、17年間のミュージシャン活動と11年間の営業職経験を経て、2026年4月に映像制作会社「株式会社ドキュメンタリーフィルム」を設立しました。
一見遠回りに見えるキャリアですが、本人はそれぞれの経験が今の仕事に確かにつながっていると語ります。

のぞクマくん
郡司さんはもともと映像系のご出身ではないと伺いました。最初のキャリアから教えていただけますか?

郡司さん
18歳から約17年間、ヒップホップのラッパーとして音楽活動をしていました。その後35歳ぐらいまで音楽活動を続けて、そこから一度離れて、IT系の会社で営業職として約11年間、営業やマネジメント、事業運営に携わりました。

のぞクマくん
音楽から営業、そして映像制作へ。かなり異色の経歴ですね!

郡司さん
映像制作自体は、会社員としてIT企業で働いていた時期や、音楽活動をしていた時期にも、副業として継続して取り組んでいました。音楽活動を通じて培った表現力に加え、営業や経営の視点も活かせる仕事として、映像制作の可能性に気づいたことが大きなきっかけです。その後、副業として行っていた映像制作を本業として一本化し、会社を設立しました。

のぞクマくん
副業を本業にする決断、思い切った一歩だったのではないでしょうか?

郡司さん
今振り返ると、音楽活動で経験したことも、営業職として色々な経営者さんとお話を聞いたことも、会社員として組織の中でマネジメントをやらせていただいたことも、今の映像制作にも会社経営にも繋がっていると思っています。

郡司氏は、有名企業や著名人だけでなく、身近な会社や個人にも「語るべき物語がある」との思いを込め、社名でもある「ドキュメンタリーフィルム」という名の会社を設立しました。

「経営者になりたいと思ったことは一度もない」という哲学

郡司氏は「経営者になりたいと思ったことは一度もない」と言い切ります。
経営という立場そのものを目的ではなく、目的を達成するための手段の一つとして捉えているのが、この哲学の根底にあります。

この考え方を象徴するのが、インタビューで語られた「魔法の杖」のエピソードです。

のぞクマくん
昔から経営者になりたいという願望はあったんですか?

郡司さん
経営者になりたいは特にないですね。会社員として働くとか、経営者として会社を立ち上げるとか、映像制作をやるとか、全部、決して目的ではなくて、その目的を達成するための手法だと思うんですね。

のぞクマくん
それ、深いですね…!では「魔法の杖があって会社の何かを一瞬で解決できるとしたら」という質問にはどう答えますか?

郡司さん
ないですね。その魔法の杖があるんだったら、やらないです。正社員として働くということ自体が、ある程度の安定が担保された魔法の杖だと思っていて、経営者はその魔法の杖を持っちゃダメなんですよね。

のぞクマくん
それでも一つだけ願うとしたら、何を願いますか?

郡司さん
めちゃくちゃくだらないことを願うと思います。明日晴れればいいなとか、それぐらいですね。

華美な願いではなく、日常のささやかな願いを口にする姿勢に、経営そのものを目的化しない郡司氏の哲学が垣間見えます。

育成で大切にしたいのは「話を聞く力」と「想像する力」

郡司氏が今後の採用・育成で大切にしたいのは、技術指導だけではなく「相手の話を聞く力」と「仕事の背景を想像する力」だといいます。

設立から日が浅い現在は、代表者1名と案件ごとの業務委託パートナーで運営していますが、将来のチーム作りについても明確な考えを持っています。

のぞクマくん
将来、従業員を採用するとしたら、どんなチームを目指したいですか?

郡司さん
私自身が細かい部分まで全て指示してその通りに動いてもらうというよりは、1人1人が自分の役割にアイデアや責任を持ちながら、感じたことを率直に言えるようなチーム作りをしていければなと思ってます。

のぞクマくん
「投げっぱなし」ではなく「任せる」、という違いを大切にされているんですね。

郡司さん
投げっぱなしなのと、任せるは違うと思っていて。ある程度は私なりの意見や質問を伝えて、ディスカッションができる状態じゃないと、チームとして正社員に働いていただいている意味がないというか、外注でいいんじゃないとなってしまうと思うんです。

のぞクマくん
それ、すごくわかります。任せきりだと、逆に信頼されていないと感じてしまう人もいますよね。

郡司さん
なので、技術だけ教えるんじゃなくて、相手の話を聞く力とか、仕事の背景を想像する力を大切にしたいなと思ってます。

経営者自らが実務経験を積んだ上で人に任せることを大切にする姿勢が、この育成観の土台になっています。

拡大より、まずは土台づくりを

郡司氏は、従業員数や拠点数といった規模の拡大よりも、経営の土台づくりを優先する方針を示しています。
設立からまだ数ヶ月であることを踏まえ、性急な組織拡大は考えていないといいます。

のぞクマくん
3年後、5年後の組織のビジョンについてはいかがですか?

郡司さん
従業員に関しては今のところ、極端に増やしていこうという考えは現段階ではないんですけれども、もしチームを作っていくとなった場合は、カメラマンや照明、音声、編集、デザインなど、それぞれの分野のクリエイターとパートナーを組みながら制作していきたいと思っています。

のぞクマくん
まずは足元を固める、というフェーズなんですね。

郡司さん
しっかり企業として、売上利益だったり、お客様のことを支えられる映像制作会社としての土台を作っていくっていうところが最初かなと思ってます。

拡大よりも土台づくりを優先するこの姿勢が、依頼者との長期的な信頼関係を築く基盤になっています。

編集部まとめ

今回の取材で印象的だったのは、郡司氏が終始「目的」と「手段」を明確に切り分けて語っていたことです。経営者という肩書きすら手段の一つと捉える視点は、日々の意思決定に迷いが生じたときの指針になるのではないでしょうか。

  1. 株式会社ドキュメンタリーフィルムは、17年間の音楽活動と11年間の営業経験を経て、郡司宗幸氏が2026年4月に設立した映像制作会社である。
  2. 郡司氏は、経営者という立場を目的ではなく、幸せな人生を送るための手段の一つと捉えている。
  3. 同社は、技術指導だけでなく相手の話を聞く力や仕事の背景を想像する力を重視した育成方針を掲げている。
  4. 郡司氏は組織拡大を急がず、まずは経営の土台づくりを優先する方針を示している。

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