| 会社名 | 株式会社大森工務店 |
| 代表者 | 大森 雄大(代表取締役) |
| 事業内容 | 住宅・マンションのリフォーム・店舗内装工事、戸建て買取・不動産事業、飲食事業(職人弁当)、マレーシア民泊事業 |
| 従業員数 | 約10名 |
| 所在地 | 大阪府大阪市淀川区田川北1丁目9ー17 |
| URL | 株式会社大森工務店 |
株式会社大森工務店の代表取締役・大森雄大氏は、16歳から大工として修行を始め、24歳で独立した職人出身の業界17年目の経営者だ。
現在は工務店・不動産・飲食・民泊と4つの事業を束ね、「楽しんで仕事をする」をモットーに20代中心の組織を率いている。採用・育成・組織づくりのリアルな哲学を聞いた。
16歳から始まった職人人生と、24歳での独立
大森氏は16歳で大工の世界に飛び込み、2つの工務店で新築とリフォームの両方を経験したのち、24歳で独立した。きっかけは「自分の名前で仕事を取りたい」という一心だった。
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現在の事業はリフォームがメインで、戸建て・マンションのリフォームと店舗内装工事を半々の割合で手がける。大森氏自身は現場を離れ、現場管理・デザイン・図面作成・集客・提案をすべて担う経営側に専念している。












資金繰りの苦しさを踏ん張り続けた経験が、今の取引先との信頼関係を築いた。コロナ禍においては、在宅時間の増加で住宅リフォーム需要が伸び、売上をほぼ維持することができたという。
採用で一番大切にしているのは「楽しめるか」どうか
大森工務店では現在10名体制で事業を展開している。採用は求人媒体を使わず、知人エージェントからの紹介が中心だ。採用基準はスキルよりも「楽しんで仕事をするという価値観に共感できるか」を重視している。












面接のフローも固定化されておらず、「紹介してもらって、一回面接して入るかどうか」というシンプルなスタイル。平均年齢は20代後半と若く、組織全体に活気がある。
キャリアアップシートと面談で育てる、自由な組織文化
育成面では、**個人の自主性を尊重したキャリアアップシートの仕組みを導入している。**年に一回、会社の方針に基づいて各自が「自分に何ができるか」を考えシートに落とし込み、面談で方向性をすり合わせる。












福利厚生としては、月1回の1on1ミーティング(ランチミーティング)、会社負担のジム利用、社員旅行などを実施。ランチミーティングではお題を決めて話し合い、内容を共有シートに記録するなど、コミュニケーションを大切にした文化がある。
工務店・不動産・弁当・民泊——4事業を組み合わせる経営戦略
大森氏が現在手がけるのは、工務店・不動産・飲食(職人弁当)・マレーシア民泊の4事業だ。それぞれが独立して存在するのではなく、互いにシナジーを生む設計になっている。
職人弁当「大森弁当」は、職人時代に昼食を削る仲間を見て「安くてお腹いっぱい食べられるものを提供したい」という思いから始めた。新人弁当500円・職人弁当980円・親方弁当1,400〜1,500円という価格帯で、テイクアウトと現場配達の両方に対応している。












不動産事業では戸建ての買取を行い、工務店のリフォーム技術を活用してリノベーションのうえ販売する。
事業を組み合わせることで、それぞれの強みが掛け算になっている。今後は各事業に責任者を育て、事業部制で組織を拡大していく方針だ。






資産価値を高め、ブランドとして会社を育てていくという視座は、職人出身の経営者らしい長期的な目線を感じさせる。
編集部まとめ
今回の取材で印象的だったのは、大森氏の「楽しむ」という言葉の一貫性だ。採用でも育成でも新事業でも、常に「楽しそうな方を選ぶ」「面白そうな方に進む」という軸がブレない。職人として身体で覚えてきた仕事観が、経営の哲学としてそのまま組織に息づいていた。
- 株式会社大森工務店は「楽しんで仕事をする」を採用基準の中心に置き、スキルよりも価値観のフィットを重視している
- 大森雄大氏は16歳から大工修行を始め、24歳で独立。資金繰りの苦境を乗り越えた経験が現在の経営基盤を支えている
- 育成はキャリアアップシートと年1回の面談で個人の自主性を尊重する仕組みを採用している
- 工務店・不動産・飲食・民泊の4事業はシナジーを意識して設計されており、事業部ごとに責任者を育てる組織拡大を目指している
- 大森氏は「会社の資産価値を上げる」ことを経営の核に据え、ブランドとしての会社づくりに取り組んでいる
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