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| 会社名 | 株式会社IBERIS |
| 代表者 | 舟本 翔一(代表取締役CEO) |
| 事業内容 | TikTokを中心としたSNSマーケティングを主軸に、リスキリング(インフルエンサー育成)、AI関連の生成事業、BPO、採用コンサルティング、飲食事業を展開 |
| 設立 | 2025年3月 |
| 従業員数 | 約80〜85名(業務委託含む) |
| 所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C (拠点:東京・名古屋・大阪・福岡) |
| URL | 株式会社IBERIS |
株式会社IBERISは、TikTokを中心としたSNSマーケティングを主軸とする東京都渋谷区の企業です。
代表取締役CEOの舟本翔一氏は、入社者の8割が未経験という組織で、一人ひとりのゴールに合わせた育成を実践しています。
本記事では、人柄重視の採用基準、研修と案件を切り分ける育成の仕組み、そして「言語化して任せる」組織づくりについて伺いました。
目次
未経験でもSNSマーケティングに挑める場所を、自分で作った
舟本氏がIBERISを立ち上げた理由は、SNSマーケティングの需要が伸びる一方で、未経験から始められる場がほとんどないと感じたことにあります。
現在はSNSマーケティングを軸に、複数の事業を手がけています。
SNSマーケティングで事業を始めようと思ったきっかけは何だったんですか?
前職の時に、採用のコンサルティング会社の役員として務めてたんです。企業の採用関連に関わるお仕事だったので、今市場的にどういった人材が溢れてて、どんな仕事にニーズがあるのかみたいなことは常に聞いてはいたんですけど。マーケティングとかSNSに関わる仕事の需要は伸びてるんだけど、未経験がスタートする機会ってあんまりないなっていうところを感じて。だったら自分で作っちゃった方がいいよなっていうので会社を立ち上げた背景があります。
舟本氏自身も、マーケティングは未経験でした。
ただ、採用支援の中で企業ブランディングの重要性を顧客に伝えていたといいます。
そのため、SNSやホームページに関する知識や考え方は持っていたと振り返ります。
3年で役員へ、会社の売却を機に独立
新卒で入社したのは、ベンチャーの採用コンサルティング会社でした。
入社時に20〜30人ほどだった組織は、退職時には50〜60人規模に成長しています。
舟本氏は最終的に、約30人のマネジメントを担っていました。
特になかったですね。ただ、「お金を稼ぎたい」という気持ちはあって、まずは営業をして、そこで成績を出して役員に上がる、みたいなことを漠然と考えていました。ただ、実際に役員になった時に、「これなら自分でもできるかもしれない」と考えが変わった実感があったんです。だったら、自分でやったほうがもっと自由に挑戦できて面白そうだなと思い、そのタイミングで起業を決めました。
前職の会社が売却されることになり、方向性が変わると感じたことが独立のきっかけになりました。
創業時のメンバーは、舟本氏を含めて2人だったそうです。
採用基準は「完全に人柄」。目標と継続力を見る
IBERISの採用で最も重視しているのは、スキルではなく人柄です。
目標を持ち、継続して頑張れるかどうかを見極めています。
採用で一番大切にしている基準は何ですか?スキル、人柄、カルチャーフィットなど色々あると思いますが。
限られた面接の中で、どこを見て判断しているんですか?
純粋に目標を持ってる子っていうのは、僕はすごい好きというか、一緒にお仕事したいなと思います。SNSの領域ってなかなか継続していかないと効果が出にくかったりとか、スキルとして身につくには時間がかかったりするので、諦めの判断が早かったりすると次のステップには行きづらかったりするので。継続力があって頑張れる、そういった人柄の人を採用してますね。
SNSはすぐに結果が出ないからこそ、続ける力が大事なんですね。
選考は、書類選考と人事による一次面談を経て進みます。
その後、舟本氏または別の役員が面談し、合否を出す流れです。
見ているのは「辞めた理由」と「物事の捉え方」
逆に、こういう人は難しいなと感じるポイントはありますか?
これまでのスキルや、どんな仕事をしてきたかというところは、そこまで重視していないですね。それよりも、これまでの経験をどう捉えているかだったり、物事に対してどう向き合っているかという部分を見ています。自分の行動や選択を振り返って、「次はこうしてみよう」と考えられる人は、一緒に仕事をしていても安心して任せられますし、いろんなことに挑戦してもらいやすいと思っています。そういう考え方を持っている方と、一緒に仕事をしていきたいですね。
ただし、長時間労働やハラスメントなど、本人ではどうにもならない事情で退職した場合は例外として捉えているといいます。
入社者の8割がマーケティング未経験
IBERISは新卒採用を行っておらず、中途採用が中心です。
入社時点では約8割が未経験で、経験者は約2割にとどまります。
すごいバラバラですね。飲食とか接客業務だったり、税理士関係のお仕事してる人もいましたし、看護師とか、営業やってたとか。警察の人もいましたね。
警察からSNSマーケティングへ!前職を問わないからこそ、多様な人が集まるんですね。
応募は有料の求人媒体のほか、在籍メンバーからの紹介でも集まっています。
ゴールに合わせて研修を変える、一人ひとりの育成
IBERISの育成は、OJTを基本に、本人のゴールに合わせて研修カリキュラムを変える点が特徴です。
研修で基礎を固めてから案件に入る仕組みで、未経験者を一人前に育てています。
未経験で入った方が一人前になるまで、どのように育てているんですか?
基本的には、実際の業務を通して学んでいくOJTが中心です。それに加えて、メンターとの定期的な1on1のミーティングも行っています。研修内容も選べるようになっていて、その人が将来何をやりたいのか、どんなスキルを身につけたいのかを聞いたうえで、その人に合ったカリキュラムを提案するようにしています。
本人のやりたいことに合わせて研修を選ぶ
「その人に合った」というと、具体的にはどう変わるんですか?
例えば、「すぐにでも運用をしてみたい」という方であれば、まずSNSに触れてもらって、実際にマネタイズしていく方法を教えたりします。逆に、「まずは基礎からじっくり学びたい」という方には、視聴型の研修を実施してもらったり。など、それぞれのペースに合わせて、必要なことを学んでもらう。そこは、うちの研修の特徴かなと思います。
やりたいことから逆算して学べるのは、未経験の方にとって心強いですね。
運用の中心はTikTokです。
クライアントは飲食店や営業会社、旅行会社、美容クリニックなどが多いそうです。
研修で力をつけてから、案件にタッチする
営業担当は1人で、研修生と案件の関わり方は明確に切り分けられています。
研修生には、最初はお客様の案件には触れさせず、まずは研修を通して知識を身につけてもらうようにしています。もちろん、一定のノルマや条件はあるんですけど、それをクリアした人から、営業が取ってきた案件に少しずつ携わってもらう、というやり方にしています。
「言語化して任せる」がIBERISの組織づくり
舟本氏の組織づくりの核は、仕事を任せること、そして任せる前に言語化することです。
自身の特性を自覚したうえで、任せ方を意識的に変えてきました。
本当は時間を使いたいことと、実際に取られている時間にギャップはありますか?
現状、業務が回っていないという感覚はあまりありません。もともとは自分で多くの業務を抱えていましたが、それでは会社の成長に限界があると感じ、意識的にメンバーへ仕事を任せるようになりました。
業務を任せることには不安もありますが、実際に経験してもらわなければ、その人の適性や可能性は分かりません。未経験のことでも挑戦する機会をつくることで、本人が想像以上に成長することもあります。そのため、現在は自分ですべてを抱えるのではなく、ある程度の責任を持ってメンバーに任せることを大切にしています。
任せるのが不安で抱え込んでしまう経営者は多いので、ドキッとする方も多そうです。
感覚で指示しないために、フォーマットを作る
任せ方の工夫には、性格診断MBTIで「ENTJ」とされる自身のタイプが関わっています。
ENTJって、結構感覚で物事を進める人が多いらしいんですよ。自分ができるから「これくらい相手も分かるよね」と思ってしまったり、「なんでこれができないんだろう」と分からなくなってしまったり。そういう指示をしてしまう人が多いみたいで。だからこそ、人に任せるのであれば、ちゃんと言語化して、ある程度の土台を作ってあげないといけないなと思ったんです。それからは、意識的に言語化して、ある程度フォーマットを作った状態で仕事を任せるようにしています。そうするようになってからは、どんな人とでも安心して仕事ができる状態を作れるようになりましたね。
自分の傾向を知ったうえで、仕組みで補っているんですね。
経営の数字は毎日確認し、危ないと感じた瞬間にすぐ改善しているそうです。
任せた業務をリスクも負いながら見守る側に回ることで、組織の拡大を支えています。
年内100名、来年はグループで300名へ
IBERISは年内に100名、来年は新法人を含むグループで300名規模を目指しています
。拠点の全国展開と並行し、研修や働きやすさの充実にも力を入れる方針です。
あまり「何年後にどうする」とかは決めていないんですが、まずは年内に100名を目指したいなというところと、来年はまた別の法人を立ち上げる予定です。なので、グループ全体で来年は300人くらいまで大きくしてさらに盛り上げていきたいと思っています。
1年で3倍以上の規模に!スピード感がすごいですね。
横浜、仙台、札幌、そして地元・金沢へ
現在は東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点です。各拠点に責任者を置き、拠点ごとの研修体制も徐々に整えています。
ゆくゆく大きくしていきたいのは横浜ですね。横浜、仙台、札幌、あとは僕の地元が石川なので、いつか金沢の方でも仕事が出来たらすごく嬉しいですね。
メンバーが集まれる「場」をつくりたい
これまでは採用活動に注力してきたIBERIS。
現在も拠点を回る際の食事会や誕生日のギフト、ジム利用の補助などを行っていますが、来年以降はさらに内部の充実を図る考えです。
来年くらいには、ある程度そのあたりも落ち着いてくると思うので、そこからは少しずつ内部の部分、例えば研修の充実や、みんなの働きやすさ、福利厚生といったところに、もっと力を入れていきたいと思っています。僕自身、サウナが好きなので、うちのメンバーが集まれるような場所を作りたいとも思っていて。まだ妄想の段階ではあるんですけど、自社のメンバーがIBERISに入ってよかったと思えるようなそういうコミュニティの場や時間を作れたらいいなと思っています。
拠点を越えてメンバーが集まれる場があると、一体感も生まれそうですね。
求職者と経営者へのメッセージ
最後に、IBERISで働いてみたいと思っている方と、他の経営者の方々に一言お願いします。
やってみないと分からないことも多いので、まずはうちに入って、実際に挑戦してみてほしいと思っています。そして、その挑戦を「やってよかった!!」にという声に絶対に変えたいと思っているので、まずは一歩踏み出してみてほしいですね。
僕自身これまでは限られた人たちとやり取りするということが多かったので、これからは全く違う業界だったり、自分ではまだ分からない分野にも挑戦していきたいです。だからこそ、たくさんの人とぜひ意見交換したいですね。面白いと感じたことを”実現できる”ということが今のモチベーションなのでどんな機会も無駄にせず、僕自身も成長していきたいなとおもっています。
編集部まとめ
今回の取材で印象的だったのは、舟本氏が「任せる」ことを感覚ではなく仕組みとして実践している点です。
未経験者を研修で育て、言語化した土台の上で仕事を任せる。
その積み重ねが、設立から短期間での急成長を支えていると感じました。
- 株式会社IBERISは、TikTokを中心としたSNSマーケティングを主軸に、未経験者の育成に力を入れている。
- IBERISの採用基準は人柄であり、目標を持ち継続して頑張れるかを重視している。
- IBERISは本人のゴールに合わせて研修カリキュラムを変え、研修で基礎を固めてから案件に参加させている。
- 舟本翔一氏は、任せる前に業務を言語化し、フォーマットを作ることが組織拡大の鍵だと考えている。
- IBERISは年内100名、来年はグループで300名規模への拡大を目指している。
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